安政5(1859)年築の主屋を、その歴史を感じながらくつろげるひとときの場にと改修(2022年9ー12月)しました。

旧岩邊邸は旧東海道蒲原宿の西木戸から西、由比に向かう街道筋に安政5年に建てられた、間口6間の当地区では最大級の町屋です。晩年この蒲原に住んでいた田中光顕伯爵(明治維新の生き残りとして坂本龍馬はじめ維新の志士を顕彰し、明治期に宮内大臣を12年勤めた)が親しくしていた旧家です。欅の大黒柱や上がり框の造りが立派な歴史的建造物で2019年に登録有形文化財となっています。その元当主の岩邊弥之助が田中光顕伯爵の住む青山荘の庭園の影響を受けてつくった庭とあわせて、昭和30年代には外国人旅行者向けのJTB東海道アドベンチャーツアーの立ち寄り処とにもなっていました。

▶️詳細は 旧岩邊邸